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冬の里山風景



寒さが続くこの季節は、つい家にこもりがちになりますが、
冬ならではの風景を求めて、東京町田市にある、奈良ばい谷戸まで足を運びました。

谷戸とは、丘陵地帯に雨水や湧水により侵食されて出来た、谷あいの低地のこと。
関東地方では多摩丘陵地区に多く見られます。

谷戸は、森や沼地、水田と数多くの動植物から構成される生態系の宝庫で、古き良き里山の風景が残る、多摩の原風景でもありました。
近年、都市化がすすむ地域においては、緑地や水源地としての価値が認められて保全する動きも出ています。

この奈良ばい谷戸は、公募市民が中心となってNPO法人を結成し、保全・管理を行なっているエリアです。長年放置された田んぼを人力で再生し、稲作も行なっているそうです。

訪れた散策路も、自然の中に、程よく人の手が入った風景が心地よく、
初めて訪れた場所でも、なにか懐かしく感じられます。




稲刈り後の、オブジェのように並ぶ “ わらぼっち ” が、かわいいですね。



澄んだ青空を透かした樹木。

冬は落葉樹の葉の無い季節です。
幹と枝だけになった樹木は、さびしい感じがするかもしれませんが、
葉が落ちたからこそ、空高く巡らせながら伸ばした枝ぶりは、生命力に溢れ、魅力的な姿をしています。本来の樹木の形を愛でることが出来るのは、この季節ならではですね。

また、落葉樹は南向きのお庭などに植えることにより、
冬場には暖かい太陽の光を取り込み、夏場には暑さをしのぐ木陰をつくってくれます。
四季を感じながら、このような利点を生かして樹木を選んでみるのもよいですね。

春を心待ちにしながら、落葉樹の魅力を再発見してみませんか。




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