お店入口横の季節のタペストリーをリニューアルいたしましたので、
ご紹介させていただきます。
「タペストリー」とは英語で「tapestry」と表記して、
古代~中世ヨーロッパでは歴史文書の代わりとしても用いられ、
絵画以上に貴重な工芸品としても扱われていたそうです。
現代では、装飾用の壁掛けや壁飾りとしても楽しまれていますが、
当店では、古代からの大切な言葉を伝え広める役割に注目して、
季節を彩る言葉を題材に、タペストリーを作成いたしました。
日本古来より語りつながれている、 “ 言葉 ” の中には、
普段何気なく見過ごしてしまう季節の移り変わりや、
日本人としての自然の感じ方・とらえ方に気づかせてくれることがあります。
そんな “ 言葉 ” の中からいくつかセレクトしてみました。
今回は、秋のタペストリーを ご紹介させていただきます。
---- 葉風(はかぜ) -----
秋風が草木をかすかにゆする、そよそよと。
ススキなどが風をうけてかすかに葉を動かすさまを ‘ そよ ’ と表現しました。
そよめく、そよめきなどの言葉も生まれています。
まだ暑さが残る日々ですが、朝夕の風は、
涼しさを感じるようになりました。
道沿いに続くハナミズキにふと目を留めると、
ほんのり赤味を帯びて、紅葉が始まっていました。
ハナミズキは、他の樹木よりも芽吹きは遅いのですが、
早く紅葉や落葉する性質があります。
残暑を感じながら、深緑の茂る落葉樹の中で、ハナミズキの赤い葉は、
秋の始まりを一足早く伝えるように、その存在感を増しているようでした。
秋風を感じながら、少しずつ移り行く季節を感じてみるのもよいですね。
当店を通りがかりの際は、道すがら、ぜひ目に留めていただけますと幸いです。
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