はじめまして。
設計室でも、お客様にウィズガーデンのことをより深く知っていただけるよう、今秋よりブログをスタート致します。
不定期ではありますが、ご一読いただければ幸いです。
一日、一日と木々たちが秋深色に染まりはじめるのが楽しみな季節となりました。
先日、撮影に訪れた日野のモデルガーデンにも秋色を発見!
一足早く赤色に染まるハナミズキや風になびくススキが秋の訪れを感じさせてくれます。
今回は、WEBのトップページにある言葉、
『 心地よい空間には理由(わけ)があります。 』
に込められた思いについてご紹介します。
パンフレットなどで、たびたび登場する言葉なのですが、
ウィズガーデンでは、エクステリアやお庭を考えるうえで、大切な要素のひとつとしています。
例えば、夏の強い日射しが照りつける暑い日に、
木陰でひとやすみすると、涼しくて心地よく感じるのではないでしょうか。
そこでふと思うのが、
「木陰はなぜ涼しいのだろう?」ということ。
同じ影でも建物がつくるものよりも涼しく感じることが多くありませんか?
これには、実のところいくつか理由があるのです。
すぐに思い浮かびそうな理由は、
樹木の葉が重なりあうことで、日射をさえぎっているということ。
ただ、これだけでは建物がつくる影と変わりませんよね。
木陰が涼しい本当の理由は、植物が温度調節を行っているからなのです。
具体的にいうと、植物が根から吸い上げた水を葉から水蒸気として空気中に出す、蒸散作用が関係しています。
ではなぜ植物は葉から水蒸気を出しているのでしょうか。
多くの植物は、自らの体内温度を気温よりなるべく上がらないよう調節する性質を持っています。
それは、人が呼吸をしたり汗をかいたりして、体内の水分や熱量を自らコントロールしているのと同じように、植物も光合成と呼吸により、水分と温度を調整しているのです。
もし蒸散が行われなければ、真夏の暑い日、葉っぱの温度はみるみる高温になり、植物はすぐに弱ってしまうでしょう。蒸散は、植物にとって命をつなぐ大事な役割を担っているのです。
そんな蒸散作用によって、樹木のまわりでは空気の流れが生じ、冷たい空気が、樹木(樹冠)内部や根元に流れ込みやすくなります。
樹木の下が周辺よりも低い温度に保たれているのは、このような微気候が存在するためです。
(微気候とは、住まいや樹木など、その周辺に限ったミクロな気候のこと)
少し説明が長くなりましたが、簡単に言うと・・・
植物のしくみをうまく利用することで、身近な気候を変えることが可能になります。
建物やエクステリア・庭づくりのデザインを工夫することで、微気候を活かした「心地よい空間」は造り出すことが出来るのです。
ウィズガーデンでは、木陰の心地よさの本当の意味を知っているからこそ、できるご提案があると考えます。
そんな思いを込めた言葉・・・
『 心地よい空間には理由(わけ)があります。 』
ウィズガーデンのこだわりの考え方は、他にも・・・
長くなりましたので、続きはまた次回、ご紹介いたします。
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