• ウィズガーデン日野
  • ウィズガーデン吉祥寺
  • ウィズガーデン横浜

新しい居場所


やがてくる梅雨を前に、美しい春の陽気を全身で楽しんでいるかのような鳥のさえずりが、私を明るい気持ちにさせてくれます。


嬉しい便りが届きました。

「今日 『ハンカチノキ』 の花が一輪咲きました。人知れずひっそりと咲いています」

3月にお引き渡しをさせていただいたお客様からの、ショートメールです。

ご新築に住み替えの折、エクステリアのプランを担当させていただきました。
出来上がった外観をご紹介いたします。

シンプルなラインと色使いの外観

シンプルなラインと色使いが、建物を引き立てます。

オーバル柄が印象的なタイルで仕上げた袖壁

オーバル柄が印象的なタイルで仕上げた袖壁。
玄関ドアと合わせて、門扉・フェンスも木調とし、とても優雅な仕上がりになりました。

どこから見ても、陰影が美しいタイル

どこから見ても、陰影が美しいタイルです。


植栽は、新たに植えたものと、以前のお住まいより一緒に引っ越してきた『紫陽花 アジサイ』『石楠花 シャクナゲ』『カルミア』等々。
それらは樹姿に、これまで過ごしてきた時を刻んでいます。

その中でも、奥様が嫁いでこられた時から、共に生きてきた樹齢数十年の『ハンカチノキ』
「想い深きこの樹と一緒に、新居へ」というお気持ちに応えたく、ダイニングのお席より眺むお庭に移植しました。

樹のダメージを極力減らしてあげる為、何とか樹形を保ちつつも、枝はある程度切り詰めたので「今年のお花は難しいかな・・」というのが職人さんの見解でした。

移植後も幾度となく足を運び、膨らみ始めた芽を見ては、胸を撫でおろす日々が続いていましたが、冒頭のお便りを頂き、現場に向かうと。。。

ハンカチノキ

蒼々と茂り始めた葉の中、確かに花が咲いていました。

その花はまるで、お施主様の想いと、それを叶えるべく力を尽くしてくれた職人さんの想いとの結晶のように思え、その場でひとり目頭を熱くしました。

カルミア

こちらも移ってきた『カルミア』遅めの蕾が開花を待ちます。
時間がたって気づいてみると、ちゃっかりと一緒についてきたナルコユリも新しい居場所になじみつつあります。


こだわったデザインを忘れるほど、生命の尊さを感じた現場でした。
これからも四季、年を経てうつりゆくお庭となってくれることを願います。




当ブログに掲載されている画像等の無断転載はご遠慮下さい